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2017年05月19日 ブログ

自分の力でピアノを弾くために

ある保護者の方とのお話の中で「気がついたら自然と読みながら弾けるようになっていたからどうやって楽譜を読めるようになったのか…。」とお聞きしたことがあります。

低学年の頃でしょうか、私は何となく覚えています。

その時レッスンで使っていたピアノの本が終了した時でした。

「あーー♪ヘ音記号とつながった」

それまでヘ音記号の譜読みがよく分かっていなかったこともその時認識しました。

その後先生のお手本演奏を聴かずに自分で弾いてみたら、正しく弾けていることを先生に褒められて、その辺から徐々に自分の力で読んで弾けるようになりました。

かなり物心ついた年齢だったように思えます。

はじめからスラスラと楽譜を読める子なんていません。

習い始めの頃は先生に一度弾いてもらい、弾いている手を見て真似したり、聴いた音を頼りに弾いていたかもしれません。
 

「真似すること」も「聴いて弾くこと」も演奏に欠かせないことです。(芸術は模倣から)

だけど、ずっと「弾き方の真似ばかり」「聴き覚えばかり」などと、一つのやり方だけに頼っていたら「自分の力で読んで弾く」「読みながら弾く」は無理でしょう。

「楽譜にドレミを書き込む」ことも、フリガナ文字と手の動きが連動するだけになってしまい、音符やリズムの理解は出来ないし楽譜が少し複雑になってくると限界があります。

聴いて、歌って、見て、書いて、いろいろやっていく中で弾いたり歌ったりしたものが、目で見た楽譜上の内容と一致するように導いていくのが先生の役目だと思っています。

当教室のレッスンでは「見るだけ」「聴くだけ」「動かすだけ」「リズムだけ」「譜読みだけ」「書くだけ」「模倣する」など、一人一人の得意・不得意を把握しながら様々な角度から音楽を勉強します。

何年もレッスンを続けていると、目が慣れてきたり、勘が働いたり。

「〇〇だけ」取り出して勉強していたことがいずれ同時に出来るようになっていき、バランスの良い音楽力が身につくと自分の力で弾くことへつながります。

楽譜から作曲者の想いを読み取って「こんな風な思いで作られた曲なんだなぁ」「この部分を聴くとこんな気持ちになるなぁ」と、自分でくみとって、弾いて、心が動くようになると、もっと楽しく音楽と向き合えることでしょう♪


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