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日々の出来事やお知らせ、レッスンのことについて
2017年04月27日 生徒さんたちのレッスン

お稽古5年目楽譜の細かい所まで気を配れます

小学校へ入学する少し前からピアノを習い始めた5年生の女の子。

レッスンで取り組んでいる発表会の曲は16分音符が中心の駆け抜けていくような曲。

右手でも左手でも同じようにタカタカタカ…と音が反復しながら、途中は上から落下していくような動き。

「ここの部分が好き」

私は落下の部分が好きなんだけど、生徒さんは4ページ目の動きがゆるやかで「ホッとする」ような穏やかな部分が好きだそう。

穏やかな風が吹いてくるような部分。

イメージした音を「弾いてみせては真似して」を繰り返してみました。

またその後に加速して、最後は長〜い音階とハープのようなグリッサンド。

この曲は、3曲聴いてもらって迷わずにすぐ決まりました♪

他にも「ここの部分も気に入っているんだろうな」と思えるよな抑揚をつけて楽しそうに演奏してくれる箇所もたくさんあります。

そして「成長したなぁ」と感じた一言。

「あとは細かいところをするだけか」

4ページある曲を最後までなんとか音を読み、今の出来具合いは「たどたどしい所」と「スラスラ弾ける所」と「弾き方が楽譜どおりではない所」があります。

「細かいところ」とは「同じ1拍の音でも、長めの1拍の方がイメージに合うよね」とか、

「音を途切れずに残しておくだけでニュアンスが変わる部分」や

「同じボリュームで弾いている所に強弱の遠近感をつけたり」

「音の粒を揃えたり」……他にも、まだまだ。

ただ弾くのではなく「どのように弾くのか」を考えることなのです。

こんなにたくさんのこと、これから少しずつ課題を出しながら一緒に考えていこうと思っていたら、言われなくても自分で「これからやる所」としっかり理解していました。

素晴らしい心意気✨です。

『自分で考えて作り出す音が音楽になる喜び奏でる楽しさ』

「この想いが伝わっているなぁ」と感じたレッスンでの一幕でした。

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