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日々の出来事やお知らせ、レッスンのことについてエリーゼのためにへの想い
子供の頃、家にあったオルゴール。
中にはアクセサリーなどの小物を入れることが出来て底のネジを回すと「エリーゼのために」が聴こえてきました。
母から「この曲はピアノで弾ける曲よ」と聞いてから「いつか自分も弾いてみたい」と憧れていた曲。
だけど、何年ピアノを続けても、何冊教本を終わらせても「エリーゼのために」には出会えません。
ピアノ経験のない母は「まだ習わないの?」(まだ、そのレベルに達してないの?)「なんかよく知らない曲ばかりやってるね」と言っていました。
意を決して先生に「そろそろエリーゼのためにを弾きたいです❗️」と言ってみたけど「そんな曲は自分でさらっておきなさい」と却下。
「もうやれるでしょ」みたいな感じでしたが、私としてはレッスンできちんと習いたかったのです。
勇気を出して言ったのに夢は叶わず…。
もうレッスンで習うことはないだろうと確信してからは「この曲は独学でやるしかない」と決心したのを覚えています。(笑)
そんなこともあって、自分が先生になってからは、ある程度進んで「そろそろ弾けるかな?」と判断した生徒さんには「この曲弾かない?」と声をかけたり、発表会の曲にしたり、エリーゼのためにが入っている曲集をレッスンで使ったりすることもあります。
「〇〇歳頃で弾くようなレベルの曲」と決めつけず、どの年齢でもいいタイミングで弾いて欲しいです。
現在、大人の生徒さんと中学生の生徒さんと4年生の生徒さんがレッスンでお勉強中です。
その年齢にあった曲想や表現があっていいと思います。
私は小学生〜中学生の頃に、普段習っている曲の合間に時間を見つけて弾いていました。
今でも弾きたくなった時には弾いていますよ。
そんな想い入れのある『エリーゼのために』。
ピアノに興味のない人でも耳にしたことあるでしょう。
レッスンで教えた回数は数知れず。