急がば回れでピアノが上達

2017年02月09日 ピアノの練習

まだうまくスラスラ弾けないけど「はじめから目標のテンポで弾いちゃえ〜」「速く弾くのは楽しい〜❗️」

(速すぎて弾けてないって〜)

(出来ない所はしどろもどろ)

いきなり完成形を求めて速く弾く練習を10回・20回するより、ゆっくり1〜2回弾いた方が効果があります。

「いっぱい練習したけど出来なかった〜」という生徒さんは「いっぱい練習した」ということだけで、肝心な所の練習は出来ていないことが多いのです。

時々生徒さんにしてもらう「超ゆっくり練習」「カメさん練習」は、ただ超ゆっくり1〜2回弾くだけで出来なかった所が弾けるようになることがあります。

「ゆっくり練習」はゆっくり過ぎて曲らしくなく面白くない練習。

だけどこれを頑張って1〜2回やってみるだけで…

あんなに何回もがむしゃらに練習していたのがアレアレ?

「出来た❗️」ってね♪

ゆっくり弾くことでひとつひとつの「音の動き」「手の動き」「目線のやり方」が脳内でしっかり整理されていくのです。

速く弾いていたことですべてが追いつかず噛み合ってなかったものが手に取るように分かります。

スローで再生すると「こんなになっていたんだ〜」って発見があるのと同じくらいに。

ただ「ゆっくり練習」をご自宅でお子さんが1人でするのは難しい場合もあります。

再生時間がゆっくりなのと同じで時間がかかり「ゆっくり過ぎて」もどかしく、ついつい気がついたら速くなっていたりしますので。

それにゆっくり弾くことが目的ではなくいろんなことを整理するのが目的ですから、ポイントをおさえながらやって欲しいのです。

なのでレッスンの中で一緒に声をかけながらやっています。

あまりの「のろさ」に笑いが出ちゃうよね⭐︎

その中で子供たちが感じるのは「超ゆっくり弾くのはすんごく難しい」ってことです。

「超ゆっくり練習」で出来た後はもうスラスラ〜⭐︎

これまで出来なかったのが不思議なほど。

「ではテンポをあげましょう」

「音色はどうかな?」

「強弱にも気が配れるね」


急がば回れで効率の良い練習をオススメしています。

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