幼少期『音楽とともに胸に秘めた想い』

2016年12月09日 ブログ

子供の頃ピアノのレッスン中に「大きな声で歌って!」と声が出るまでやり直しさせられたことがありました。

また別の日には「この曲聴いてどう思う?」と質問されて「………。」

言葉にすることが出来ませんでした。

『声は出した方がいいでしょう。』

『相手に聴こえるように。』

『音程をしっかりとるために。』

『先生の質問にはしっかりと答え、相手に伝えることは大切です。』

だけど遠い昔の自分のこと、

どうしてあの時声を出さなかったかというと…

いいえ、出したくなかったかというと…

小さな声で歌ったのは「自分の音程が外れているのが自分で分かって恥ずかしかったから」なのです。

言葉に出来なかったのは「なんとも言えないイメージをもっていたので上手く説明出来なかったから」なのです。

(ちなみに浮かんでたイメージは『爽やかな風がふいている薄紫色のラベンダー畑の真ん中に白いワンピースを着たオカッパの女の子が少し寂しそうに一人たたずんでる風景』でした)

先生に伝えることが出来ずに残念だなぁと思ったのでその曲のこともその出来事もよく覚えています。

子供の行動にはすべて意味があります。

子供の行動にはすべて、その子の想いが込められています。

小さな声しかでない

大きな声をだす

走り回る

もじもじする

歌える

歌えない

話す

話せない

がんばる!

したくない…

私のレッスンでは声を出したくなければ小さな声でもよし。(狭いレッスン部屋なので蚊の鳴くような声でも聴こえるよ〜。歌いたくなければ先生の声を聴いててね〜)

「曲を聴いて心で感じる想い」だって難しかったらわざわざ説明しなくてもよし。(心の中を言葉にするのは大人だって難しいのだ!)

問いかけながら「今の想い」「今の行動」を理解してあげるようにしています。

〇〇ちゃんの胸の中「どんな想いがあるのかな?」

教えてほしいな〜♪

〇〇くんの心には「何が浮かんでるの?」

知りたいな〜♪

だけど、『歌えなかったら』『答えられなかったら』大切にその想いは心の中にしまっておいていいですよ。

行動や言葉に出さなくてもたくさんの想いがつまった子供達のお胸の中。

音楽と一緒にたくさんの想いをつめこんでくださいね。

今日はホッコリとする出来事があったので自分の子供の頃をふりかえってしまいました。

『みんなの胸に秘めたものはなんだろうな♪♪♪』

今日も午後からのピアノレッスンを子供たちと一緒に楽しみます♪

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