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2019年12月11日
ピアノテキスト
原典版の楽譜と校訂版の楽譜
先日、自分のレッスンで先生にお勧めの楽譜を紹介していただきました。
楽譜はいろんな出版会社から出版されています。
可能な限り作曲家の意図をくみとった楽譜を原典版と言います。(大昔に作曲家が書いた楽譜をそのまま再現したと言うとわかりやすいかな)
原典版だけでもいろんな出版社から出されたものがあります。
こちらはウィーン原曲版
原典版の他に、研究家や演奏家の解釈によってスラー・スタッカートなどのアーティキュレーションや強弱記号・指づかいなどが書き加えられた校訂版というのがあります。
今回教えていただいたのは「ムジェリー二版」。
とても細かく書いてあります。
なるほど〜
演奏のヒントが盛り沢山。
参考にする部分がありすぎてついつい弾き込んでしまいます!
生徒さんたちの楽譜選びでも上級者の楽譜は「版」にこだわって選んでいます。
生徒さんがどんな目標を持ってピアノを習い続けているかによって考慮しています。
お勧めの「版」があっても解釈が難しいものもあれば、楽譜代がお高めのものあるので、生徒さんのニーズに合った楽譜を見つけています。
長い歴史のクラシックの世界、いろいろな発見や奥深さが楽しみのひとつでもあります。